2025年度の計測
- uuunuuun
- 5月15日
- 読了時間: 2分
更新日:5月18日
とても久しぶりのブログのアップデートとなりました。誰も見てないかもしれませんが皆様,こんにちは。
WCSC35を観戦後,何かコンピュータ将棋の今年の進歩をみれないかと考えた結果,tanuki-のwcsc35版の計測を始めました。本ソフトは選手権で準優勝。有償とはいえ,公開してくれたtanuki-さんに大変感謝しています。Yaneuraouのサブスクリプションはやや高価ということもあり,比較的気楽に調べられるソフトというと現状tanuki-のみのように思われます。
昨年の計測は基本的にtanuki-のwcsc34版のみ。計測は同じソフトということで正直あまり期待していませんでしたが,WCSC35関連の文書を見ると何か技術革新もあったようにも見えました。好奇心に勝てるものはないと思い,9800円を投じてレーティング計測を始めました。
計測を始めて驚いている点として,昨年度のソフト(確か選手権で優勝したもの)に比べてR170近いレート向上を見せていること。R170と言うと藤井君とそれ以外の人類との違いくらいあります。これは特筆すべき進歩と言うべきではないでしょうか。一体何が起こったのでしょうか。
個人的に,tanuki-のwcsc35版は大変おすすめでした。CPUのみで動かせるのも良いと思います。私の計測は互角局面集を用いていて,振り飛車を含むさまざまな初期画面からの開始です。素人の感想ですが,これまでの最高峰だったtanuki-wcsc34やyaneuraou-Suisho5との対局では中終盤(特に100手以降)以降に差がつき始めているように見えます。中終盤に強いソフトというのはプロ対局の中盤以降のシミュレーションにも使えるし価値があるのではないでしょうか。
しかし,強いフリーソフトはもはや見なくなってしまいましたね。群雄割拠だった時代が懐かしいです。Yaneuraouがサブスクリプションとなり,dlshogiも非公開,他の開発者はこれらに依存してちょい足しをしているだけという状況が長く続いていたので致し方がないとは思いますが,個人的には将棋のフリーソフト文化が厳しい時代を迎えているように見えます。
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