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絶対的レーティングは存在するのか

前から、ずっと悩んでいることとして系統誤差の問題があります。最近skylakeプラットホーム上のレーティングを計測し始めて、改めてその問題に直面せざるを得ませんでした。現在のところ暫定的にIvyBridgeとskylakeのデータをマージして総合レーティングを出しているのですが、一部のソフトのレーティングの変動が統計誤差よりも大きくなってしまいました。^^;)

要因として考えられるのは新しい強いソフトを計測ソフトグループの中に入れたことでした。私の今のレーティングの計算法では各ソフト間のレーティング差を重み付きの最小自乗法でフィッティングしています。この方法ですとどのようなソフトが中に入っているかによって、ソフト間の相性のような問題で各ソフトに割り当てられるレーティングが変動してしまいます。

Apery系(あるいはYaneuraOu系)のソフトだけ、対象にしていればおそらくこのような問題は起こらないと思うのですが、GPS, Blunder, Bonanzaなどの毛色の違うソフトが入ると2つのソフト間の勝率からだけから決まるレーティングは絶対的な意味を持たず、異なるDNAを持つソフトがどれだけ多く混ざっているかでよって変動する相対的概念ではないかという、おそらく当たり前の事実にようやく気付かされました。

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