将棋ハンデ:初期盤面評価値と実際のレート落ちの関係
これまで3つの記事で将棋のハンデについて検証してきました。一つ目は標準的に行われてきた駒落ち(香落ち、角落ち、飛車落ち、二枚落ち)、2つ目は81Dojoの管理者が提案されている駒得によるハンデ(歩得、香得、角得など)、3つ目は電王戦の企画で行われたポナンザチャレンジに現れた...
電王ポナンザ企画で出てきた新ハンデ
3月11日~12日にニコ生で行われていた電王戦プレイベント「人類vs電王ポナンザに勝てたら300万円」企画、今回からハンデ付きのチャレンジが可能になり、大変興味深いイベントとなりました。特に、飛車落ち、角落ちなど昔から行われてきたもの以外に、「両成」「竜王」という選択枝も入...
駒得によるハンデ
前の記事で駒落ち(香落ち、角落ち、飛車落ち、二枚落ち)でどの程度レートを落とせるのか、検証いたしました。最近81道場の代表をされている方が、上手の駒を落とす代わりに、上手陣の駒を下手に与える状態から指し始めることにより、より自然なハンデが与えられるのではないかと提案されてい...
ソフトの駒落ちハンデ
(2/5) この記事、書き足しているうちにわかりにくくなってしまったので書き直します。 アマチュアの将棋で棋力に差があるプレーヤ同士が対局する場合、駒落ちでハンデをつけるのが普通です。一方、プロやソフト同士では駒落ち戦はほとんど行われておらず、棋譜も少ないのが現状だと思いま...
互角局面集の活用法
コンピュータソフト同士の対局の場合、序盤の展開は各ソフトの定跡で決められていて、ソフトの組み合わせによりかなり限定された戦型を主に見ることになります。定跡を用いて各ソフトの得意な戦型に持っていくのはソフト開発者の手腕が問われる重要な要素ですが、ソフトの中終盤の力量を一般的な...
技巧新定跡(まふ定跡)
以前より、私のツィートや記事にコメントをいただいている、コンピュータ将棋に大変詳しい方(まふさんと名乗られています)が、技巧の定跡の開発を始められました。定跡を作るためのデータとして私がレーティング計測用に作った棋譜ファイルを使っていただいているという縁もあり、新定跡のテス...