Apery新評価関数による棋力の向上
Silent Majority 1.1 とYaneuraOu 2016midはほぼ同じ棋力を持ち、ともにApery評価関数を用いています。デフォールトではAperyWCSC26の評価関数20160307版を用いていますが、現在、開発者の平岡氏がコミュニティーの力を借りて精力...
将棋ソフトのベンチマーク
異なるスペックのPC上の将棋ソフトがCPUによりどのように棋力が違うかは将棋ソフトに特化したベンチマークによりかなり詳しく知ることができます。このサイトでは2台のPC(CPU1: Intel Xeon E3-1245 3.3GHz, CPU2: Intel Core i7...
叡王戦設定のソフト対局
ソフトの長時間対局の棋譜が少ないなと思いデータを取り始めました。時間は叡王戦設定(持ち時間1時間秒読み60秒)にしました。PCは古い方のIvy Bridge (CPU1)、最近調子が悪いのですが、だましだましデータを取っています。一応各組合せ50局を目安にしていますが、一局...
レーティング表の更新について
今回の更新で前回、前々回のレーティング2000以下の表を技巧を深さ有限に制限したものを定規にしていくつかのソフトのレーティングを導入してみました。深さ有限というのは、あなたはX手先までしか読んではいけませんという制限で、技巧にX手先まで読んでもらってその中での最善手を指して...
技巧を物差しとした下位ソフトのRating調査
(追記:7月15日 前日の記事と同様、こちらの記事も対局設定におかしい部分があったので、もう一度データを取り直しました。新しいデータは現在のレーティング表に掲載いたしました。) 昨日のブログで、思考深度を制限した技巧のレーティング調査について報告いたしました。なぜそのような...
読みの深さを制限した技巧のレーティング
追記:(7月15日)この記事のデータですが技巧の設定が少しおかしかったようで正しいレートが取れておらず、データを取り直しました。この記事で指摘しているレート差の凹凸の問題は新しいデータでは解決されています。詳しいことは7月14日の記事を参照ください。...
強豪ソフトの引分け率と評価関数
5月28日のブログで書いた、将棋ソフトのレーティングが高いほど引分け率が高いのではないか、という議論ですが、一応レーティングと引分け率の表など出しはしたのですが、何かすっきりしない感じがずっと残っていました。その時の考察として(1)強豪ソフトほど入玉がうまくなるため256手...
アマR、プロRとの比較
6月23日のブログで試みて、様々なご意見をいただいたアマチュア段位(将棋倶楽部24のレーティング)とプロ棋士のレーティングとの比較ですが、私が行っているレーティング調査がそれなりに順調に進み、公開されているフリーソフトをほぼ網羅しましたので、改めてもう一度取り上げてみたいと...
棋士レーティングとの比較メモ
このようなサイトをやっていて、つい知りたくなってしまうのはここで付けているソフトのレーティングが24やプロ棋士のレーティングとどのように対応しているのかです。これはやってはいけないことなのかもしれませんが、どうせ私はどちらの業界にも属していないので発言に信頼性も責任もないと...
lazy smpによるレート向上について(2)
以前のブログの記事でlazy smpにより実際対応しているソフトはCPUコア数以上のスレッド数に設定すると強くなるため、各ソフトについて4スレと8スレの両方でレーティングを計測し始めたことについて書きました。現在の段階でlazy...