野良評価関数のレーティング
野生の評価関数についてレート表に載せるべきかどうか、アンケートを実施したところレートを出したほうが良いというご意見が半数近くになりました。その一方で定跡を用いて育成した定跡について定跡をonにすべきかどうかなど、微妙な問題点が色々あるので慎重であるべきだ、というご意見もあり...
持ち時間による勝率の変動
ソフトのレーティング計測でお世話になったtoshiさん(@snooze1mitsuya )が持ち時間によって勝率がどのように変動するのか実験されました。他の方がやられたデータでブログを書くのも何なのですが、大変興味深いデータだと思いますので紹介させていただきます。...
新たな評価関数のファミリー
前回の記事のあとから、凄まじい勢いで新しい評価関数が登場し始めました。プログラマでなくても、ある程度の将棋の知識とコンピュータリソースさえあれば、自分にカスタマイズされた評価関数ができるというのは大きなインパクトが有ったのだと思います。記事のあとも色々な出来事が有りました。...
素人による評価関数自作記---ゼロから自分好みの評価関数を育成
リゼロ関連でやねうら王開発者磯崎氏(以下やね氏と略)が従来方法でもゼロから出発して評価関数を強くできるという記事を書かれました。この記事によると私が使っているような普通のPC(4c8t)でも評価関数の学習はできるらしく、しかも記事の検証用に評価関数の作成手順が書かれていまし...
リゼロ観察
やねうら王作者磯崎さんが最近人の棋譜を使わず全く駒の損得だけから機械学習した評価関数を発表されています。通常、将棋を勉強し始めるときに駒の動かし方の次に習うのがいろいろな戦型とか囲い、定跡などだと思うのですがなんにも知らないAIが自己対局で自由に学習していったときにどのよう...
駒落ちハンデ 第2回調査
3ヶ月ほど前に上位ソフトに駒落ちで指させた場合どの程度の棋力のソフトと釣り合うのか調査を行いました。WCSC27以降、レートにしてトップソフトのレートがR300ほど向上しましたので改めて駒落ちハンデの調査を行いました。条件は前回と同じ、各ソフト一手五秒、初手より定跡なしです...
Apery公表と互換ソフトの発展
現在の将棋ソフトの興隆・強化を導いたものはフリーソフトの相次ぐ公表だったと思います。時代を画したものとしてBonanza, GPS shogi/Fishなどがありましたが2015年電王戦Final後のAperyのソースコード公表・ライブラリ登録のインパクトは将棋ソフトのその...
An instruction to set-up and play with shogi engines
Update 2018/5/11: Change of the recommended engines This article is a short instruction for people who do not understand Japanese...
WCSC27新ソフトの対局結果
前回のブログやツィッターなどで新ソフトのレーティングの共同測定を呼び掛けたところ、数名の皆様よりご協力願えるという申し出をいただきました。昨日くらいから方針なども定め、データを取り始めました。この記事では随時その結果をご報告し、新ソフトのレーティングの目安にしていただこうと...
自己対局平均手数からレートを推察できるか?
4月1日に行われたPonanzaと佐藤天彦名人の電王戦対局、Ponanzaの強さを見せつける対局となりました。その後、佐藤慎一氏が観戦記を書かれ、対局の見どころについて詳しい記事にされています。私の中で印象に残ったのは、Ponanzaが初手22通りの指手からランダムに選び、...